トップページ > はじめての異尺度対応 |
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(1)異尺度対応について 異尺度対応オブジェクトは"寸法線"、"文字"、"ブロック"などに縮尺を与える機能です。AutoCADの場合は自由度がありすぎ、どのようなことも設定でできてしまうため、かえって難しくなっています。このコンテンツでは解りやすく異尺度について説明しています。
a.異尺度対応とは AutoCAD LT 2000の頃は、AutoCADの作図に縮尺は無くモデルに原寸で作図し、レイアウトで尺度を与えて印刷する・またはユーザ側で尺度を考慮した作図をし印刷するという方法が主流だったと思います。 現在では異尺度対応という機能が搭載されましたので、効率よくAutoCADを利用するにはモデル空間に原寸で作図し"寸法線"などに"異尺度対応の縮尺を与える"ということになっています。 LT2013 LT2019
異尺度対応とはAutoCAD2008以降から採用されている機能で、モデル空間に作図して寸法線、文字、引出線、ハッチングなど対応するオブジェクトに、1:30なり1:100の縮尺を与えてレイアウト空間で仕上げる作図方法です。
※異尺度に対応させるためには尺度を変える以外に文字、寸法線などのスタイル設定で異尺度に対応した設定が必要になります。
例えば下の図は5m × 2m 四角形の寸法線と文字に縮尺1:20・1:50・1:100をそれぞれ与えて表示したものです。異尺度対応のオブジェクトは大きさがそれぞれ変化しています。
ステータスバーの注釈尺度を変更することで自動的に対応した縮尺に変更されます。
異尺度対応を使用しないLT2000バージョン当時の場合、1:50の縮尺で2.5mmの文字高を作成するとしたら図面上では125mmの文字を作成という風に、いつも計算機と三角スケールを横に置いて作図するのが当たり前だったわけです。 しかし異尺度対応では、あくまでも2.5mmの文字を使用するだけで、あとは必要な縮尺を与えてあげれば自動的に1:50であれば図面上125mmに変更され、1:100であれば自動的に図面上250mmに変更されて作図されます。 過去のバージョンから使用しているユーザや、ドラフターで図面を作成していた人にとっては、少し戸惑うところもありますが、これからAutoCADを始める人には異尺度対応の使用が便利です。
b.異尺度対応オブジェクト 縮尺尺度を与えられるオブジェクト
尺度を与えられた場合のオブジェクトに表示されるアイコン 尺度が一つ 尺度が複数 ※当サイトでダウンロードできる"図面枠(2)-異尺度対応図面枠"は、枠・タイトルをブロックで作成して縮尺を選択することで自動追加させるものになっています。
c.異尺度対応のポイント 異尺度対応を設定/作図する場合のポイント
①注釈尺度リスト(ステータスバー) LT2013
LT2019
②注釈尺度インジケーター(ステータスバー) LT2013
LT2019
③異尺度対応スタイル(下図は文字の設定)
④ビューポート LT2013
LT2019
※Autodesk、AutoCAD、AutoCAD LT、DWG、DXFは、米国およびまたはその他の国々における、 |
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