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2.原点移動、UCS登録、プランビューの変更
原点を移動する 基準点Aを利用して原点を移動します。基準点Aの座標値は(X= −9157.031、Y= −3143.297)となっています。AutoCAD単位がミリメートルですので小数点は外して使用します。 X,Yともにマイナスの数値なので、原点(0,0)の場所は基準点AよりX,Yとも同じ数だけプラス方向に動いたところが原点となります。 ここで注意しなければならないのが、座標値の(X= −9157.031、Y= −3143.297)は測量座標となっていますが、AutoCAD図面は数学座標(Xが横方向、Yが縦方向)になっているということです。
これを踏まえて原点は横のX方向プラス側に"3143297"、縦のY方向プラス側に"9157031"に作成します。簡単な方法として長方形を作成します。 長方形コマンドを実行し、1点目に基準点Aを指定します。 2点目に"3143297" "," "9157031"を入力します。 ズームで図面全体にして確認します。 原点を移動します。UCSアイコンを右クリックしてメニューから"原点"をクリックします。 長方形の右上交点をクリックします。 これで原点が移動しました。長方形は必要ありませんので削除しておきます。図面全体ズームでビューを適正にします。 ここで原点が適正に移動されたかを確認するため、一度座標値を調べてみます。XとYの値が逆に表示されているのが正常です。
UCSを登録する この状態でUCSを名前を付けて登録し保存しておきます。UCSアイコンを右クリックでメニューからUCS定義管理→登録を選択します。 UCS名を入力となりますので任意の名前を入力します。ここでは"数学座標"としています。
プランビューを変更する ビューが斜めになっていますので、最初のように図面枠と平行になるようにビューを戻します。色々な方法で戻すことができますが、簡単な方法としてはリボンの"表示"タブ→"ビュー"パレットから"平面図"を選択します。 ※AutoCAD LT2015では初期設定で"ビュー"パレットは表示されていません。 これで一番最初の状態に戻ります。座標値のワールド座標系になりますので、UCS座標系を呼び出せば原点が移動し座標値は正常になります。(数学座標として)
注意:この段階では数学座標なのでX,Yの座標値は逆になっています。 土木系 測量座用 (その3)へ続きます。
※Autodesk、AutoCAD、AutoCAD LT、DWG、DXFは、米国およびまたはその他の国々における、 |
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