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AutoCAD 共通マニュアル


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AutoCAD共通マニュアル / 図面枠の利用    テンプレートファイルの利用

 

 

【テンプレートファイルの利用】 

 

テンプレートとは

テンプレートとは読み取り専用のひな形図面で拡張子が.dwtとなっているデータのことです。普通の図面ファイル(.dwg)とほとんど同じですがテンプレートの場合、各種設定内容が保存されす。

DWT テンプレートには、画層、スタイル(文字、寸法、引出線、表)、ブロック(表題欄、図記号など)を格納して保存します。

 

AutoCADを一般的なDWGファイルで図面作成するとオブジェクトは問題なく作図できますが文字が小さすぎて表示されなかったり、寸法線がただの直線にしか見えなかったり小数点以下がいっぱい表示されたりなど実用的ではありません。そこであらかじめ設定を済ませておきテンプレートファイルとして保存します。テンプレートを利用することで、自分にあった図面作成を簡単に開始することができるようになります。

 

初期設定で作成                 テンプレートファイルで作成
ScreenSnapz297 ScreenSnapz296


 

拡張子

AutoCADの図面ファイルの拡張子はDWGですが、テンプレートファイルはDWTとなっています。

DWGファイル   DWTファイル
ScreenSnapz299 ScreenSnapz298


 

テンプレートファイルの開き方

 

CAD起動前に直接ファイルをダブルクリックして開く

テンプレートファイルのデータを直接ダブルクリックで開くことができます。

例えば下図の様に保存場所を開き"lesson.dwt"というテンプレートをダブルクリックします。

ScreenSnapz300

AutoCADが起動し作図画面が開きます。この時、実際にアクティブとなっているのは"drawing1.dwg"というDWGファイルになっています。(裏でDWTが開かれています。)

下図はAutoCAD LT 2015の場合

ScreenSnapz302

この"drawing1.dwg"はテンプレートの設定を読み込んで表示されていますので問題なく使用できます。

 

CAD起動後にアプリケーションメニューから開く

AutoCADアイコンからCADを起動し、アプリケーションメニューから"開く"、"図面"をクリックします。

ScreenSnapz303

ダイアログボックスのファイルの種類から"図面テンプレート(*.dwt)"を選択します。

ScreenSnapz304

保存してある場所を指定してテンプレートファイルを開きます。"lesson.dwt"

ScreenSnapz305

今度はテンプレートファイルがアクティブになっています。

下図はAutoCAD LT 2015の場合

ScreenSnapz306

 


 

テンプレートファイルの作り方 

テンプレートファイルの作成は、自分の環境にあった文字スタイルや寸法スタイルなどを設定した後アプリケーションメニューから"名前を付けて保存"の"図面テンプレート"をクリックします。

ScreenSnapz307

ダイアログが開きますので、保存場所を指定して"保存"をクリックします。初期設定では保存先に"Template"が指定されています。

ScreenSnapz308


 

テンプレートファイルのダウンロード 

当サイトで作成したテンプレートファイルがダウンロードできます。

 

>>テンプレートファイルのダウンロード


 

テンプレートの使用方法 (Windows版) 

 

文字を作成する場合

文字スタイルを選択します。リボンの注釈パネルを拡張し、文字スタイルから"Sサイズ"・"Mサイズ"・"Lサイズ"のどれかを選択します。

※例えば"lt-net-100.dwt"のテンプレートファイルの場合、Sサイズの文字の高さは200mmですが100分の1で印刷した場合、印刷された実際の文字高さは2mmの大きさになっています。

ScreenSnapz314

リボンから"マルチテキスト"または"文字記入"を選択します。

ScreenSnapz313

文字を作成します。

 

寸法線を作成する場合

寸法スタイルを選択します。リボンの注釈パネルを拡張し、寸法スタイルから"Sサイズ"・"Mサイズ"・"Lサイズ"のどれかを選択します。

ScreenSnapz316

リボンから"長さ寸法記入"または"平行寸法記入"などを選択します。

ScreenSnapz317

寸法線を作成します。

 

 

引出し線を作成する場合

引出線スタイルを選択します。リボンの注釈パネルを拡張し、引出線スタイルから"Sサイズ"・"Mサイズ"・"Lサイズ"のどれかを選択します。

ScreenSnapz318

リボンから"引出線"を選択します。

ScreenSnapz319

引出線を作成します。


 

テンプレートの使用方法 (Mac版) 

 

文字を作成する場合

文字スタイルを選択します。コントロールパネル"Properties Inspector (Essentials)"のText styleから"Sサイズ"・"Mサイズ"・"Lサイズ"のどれかを選択します。

ScreenSnapz340

ツールバーから一番上の▼から"Annotation"を選択します。

ScreenSnapz344

ツールバーから"Multiline Text"または"Single Line"をクリックします。

ScreenSnapz345

文字を作成します。

 

 

寸法線を作成する場合

寸法スタイルを選択します。コントロールパネル"Properties Inspector (Essentials)"の"Dimension style"から"Sサイズ"・"Mサイズ"・"Lサイズ"のどれかを選択します。

ScreenSnapz340a

ツールバーから"Linear Dimension"または"Aligned"をクリックします。

ScreenSnapz346a

寸法線を作成します。

 

 

引出し線を作成する場合

寸法スタイルを選択します。コントロールパネル"Properties Inspector (Essentials)"の"Multileader style"から"Sサイズ"・"Mサイズ"・"Lサイズ"のどれかを選択します。

ScreenSnapz340a1

ツールバーから"Multileader"をクリックします。

ScreenSnapz347

引出線を作成します。

 

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