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7-2 単位設定について
AutoCAD LTを何の設定もせず、使い始めて気になるのが画面に表示される数値の小数点以下、角度の単位だと思います。 上の図は線分を作図するときに1点目を指定して左側にカーソルを移動させたときの状態です。 (ダイナミック入力は"ON"で説明しています。ダイナミック入力について) 長さが"73.5562"となっていて、角度が"0°"となっています。この単位を自分のスタイルに合わせた設定をする方法を説明します。
作図の単位(挿入尺度)
個人的にはミリメートルを使用して作図します。この場合の設定方法はアプリケーションメニューの"図面ユーティリティ"から"単位設定"をクリックします。 単位管理ダイアログボックスが表示されます。 "挿入尺度"を変更します。 ミリメートルやメートルなど自分の使いやすい尺度単位を選択します。ここでの尺度とは、例えばミリメートルを選択した場合に数値は"4250 (mm)"として作図していきます。またメートルを選択した場合なら"4.25 (m)"として作図していくことになります。
小数点以下の設定
例えば挿入尺度に"ミリメートル"を使用した場合は、小数点以下は無しで設定したほうがわかりやすいと思います。この場合の設定方法はアプリケーションメニューの"図面ユーティリティ"から"単位設定"をクリックします。 単位管理ダイアログボックスが表示されます。 この中の"長さ"から"タイプ"と"精度"を変更します。
タイプ それぞれの環境に合わせて選択します。一般的には十進表記でいいと思います。 精度 精度に関してはミリメートルを使用して作図する場合は、小数点以下は必要ないかもしれません。その場合は"0"を選択します。 例えばメートルで作図した場合は精度を0.000に設定することでmmまで認識出来るようになります。距離の計測などで表示が"4.250"となります。
角度の単位
AutoCAD LTでの初期設定の角度単位は十進表記の"度"となっています。これでは角度の表示が細かく表示されていないことになります。 例えば25度25分25秒の角度があった場合、初期設定のまま角度を測定した場合"25°"としか表示されません。 ※初期設定の角度⇒精度が"0"になっているためで、これが精度"0.0"になっていたら"25.4°"と表示されます。 そこで設定を変更します。 設定方法はアプリケーションメニューの"図面ユーティリティ"から"単位設定"をクリックします。 単位管理ダイアログボックスが表示されます。 この中の"角度"から"タイプ"と"精度"を変更します。 ここでは十進法ではなく六十進法で25度25分25秒まで表示させたいとします。以下のように変更します。
タイプ 度 / 分 / 秒 を選択します。
精度 0d 00' 00" を選択します。
この設定で角度を表示させてみると"25d 25' 25""と表示されるようになりました。 注意:寸法値の表示に関しては、また別の設定となります。▷寸法線
角度の方向 角度の方向は初期設定では下図のようになっています。基本的には反時計回りとなっています。 または
0度の位置を変更 アプリケーションメニューの"図面ユーティリティ"から"単位設定"をクリックします。 単位管理ダイアログボックスが表示されます。 一番下の"角度の方向"をクリックします。角度の方向を指定できますのでチェックを付けます。 一番上を0度にしたい場合は北にチェックを付けます。チェックを付けたらOKボタンで閉じます。
角度の回転方向を変更 時計回りにしたい場合は単位管理ダイアログで"時計回り"にチェックを付けます。
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※Autodesk、AutoCAD、AutoCAD LT、DWG、DXFは、米国およびまたはその他の国々における、 |
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